ナノ世代物理設計ワーキンググループ

ナノ世代物理設計ワーキンググループの活動

■背景と目的
 ナノメータ半導体デバイス・配線テクノロジの実用化に伴い、新たな設計上の課題が顕著になってきています。これらの課題を解決するためには、各社が開発した設計手法や設計情報を標準化し、設計環境の開発・サポートコストを削減して、EDAツール間あるいは半導体ベンダと顧客との間の情報授受を有効かつ効率的に行うことが重要になってきています。

本ワーキンググループでは、上記課題を解決するため、次のような調査、課題検討、及び標準化提案を実施しています。この活動を通して、より効率的な設計環境の実現に貢献することを目的としています。

・次世代のテクノロジ・ノードにおける、LSIの物理・統計設計と検証に関する課題の抽出、および解決手法の提案
・半導体ベンダとその顧客との間でやり取りするライブラリや設計情報等を規定する、設計ルールおよびガイドラインの基本的考え方の検討
・LSIの物理・統計設計および検証手法の開発。設計精度の向上や互換性を確保できるライブラリ・設計情報フォーマットの標準化方法の提案
・各種ライブラリを用いて行う検証が、十分な精度で行えるかを判定するための、標準ベンチマークデータの作成提案

■活動内容
 本ワーキンググループは2007年5月から活動を開始しています。2014年度は、下記のテーマを取り上げて調査や検討を行いました。

・EMI ノイズ解析
・低電圧におけるばらつき評価
・次世代Tr.構造における物理設計課題の検討

 2015年度は、生産技術専門委員会 DFM小委員会組織を移管して活動を広げていきます。
本活動で得られた成果は、次のような形態により無償で一般に公開しています。

・アニュアルレポート
・JEITAのホームページ
・関連学会の研究会・学会における発表や論文誌への投稿

(参加メンバ)5社/10名 主査:
安茂 博章/ソニー(株)